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『朱蒙』『太王四神記』の制作社の理由ある“没落” [◆ その他いろいろ ◆]

『朱蒙』『太王四神記』の制作社の理由ある“没落”

 

【Innolife 2009/08/21(Fri) 10:27】


『朱蒙』『太王四神記』、これらは高い視聴率でお茶の間劇場を牛耳っていた“国民時代劇”だ。韓流コンテンツとしてアジアでも人気があった。これらのドラマの人気に後押しされ、チョロクペム、オリーブナイン、キム・ジョンハクプロダクションなどのドラマ制作社はその株価が急騰し、株主にかなりの利益をもたらした。

しかし、視聴者の記憶に良いイメージで残っているドラマとは違い、制作社の最近の歩みは惨めなことこの上ない。市場萎縮で投資者たちが去って資金調逹が難しくなり、赤字から抜け出す事が出来ず管理種目に指定された。17日『朱蒙』の共同制作社オリーブナインとチョロクペムは、資本蚕食率50%以上などの事由で、韓国取引所(KRX)から管理種目として新規指定された。

チョロクペムは今年の上半期だけで当期純損失45億ウォンを記録した。すでに2005年からずっと赤字の規模を増してきていた。2008年には多少赤字の規模が減ったが、依然として赤字経営を続けている。『朱蒙』以外にも『一枝梅(イルジメ)』『エデンの東』『思いっきりハイキック』など様々な人気作を生み出した。最近は新ドラマ『推奴(チュノ)』に対する期待で、市場で急騰したものの、依然として事業実績は不振を免れないでいる。

オリーブナインも同じだ。上半期の当期純損失だけで75億ウォンを記録した。2004年から赤字経営から抜け出せずにいる。最近KTからiwillpassに大株主が変わり、株価は500ウォンの中盤台から200ウォン台後半に墜落した。証券街ではデジタルコンテンツに対する期待でオリーブナインを引き受けたKTだったが、期待に及ばなかったため売却したという分析が出されている。投資者達の信頼も失った。最近実施した50億ウォン規模の有償増資は不発で、大株主を対象にした有償増資とCBの発行も毎回遅延された。

代表的な韓流コンテンツである『太王四神記』の制作社キム・ジョンハクプロダクションの財務事情も前の2社に比べ、そんなに良いわけではない。今年の上半期だけで124億ウォンの当期純損失を記録した。キム・ジョンハクプロダクションも3年目の赤字経営を続けている。キム・ジョンハクプロダクションは最近、経営権の紛争危機に置かれている。キム・ジョンハク監督が経営の一線から退き、パク・チャンシク副社長が代わりに代表理事になるや、主要株主の一つだったイエスキューホールディングスのパク・ソクチョン代表理事が持分の増加に乗り出した。現在、パク・ソクチョン代表理事の持分率は9.37%で最大株主(28.27%)にはまだ及ばない状態。

このようにどうして国民時代劇を作り出した主人公らが、実績面ではダウンしているのだろうか。大宇証券のキム・チャンクォン研究員は“市場がない”という点でその理由を探った。彼は「ドラマ市場のベースは結局、公衆波の広告市場だが、インターネットやケーブルTVなどニューメディアの人気が高くなり、放送広告市場が萎縮されている」とし「限定された市場が萎縮されている中、新市場が形成されないでいる」と指摘した。放送広告市場の半分が萎縮され、放送時にドラマを供給するのを主な売り上げ源とするドラマの外注制作社がやせ細っているという説明だ。
 

 


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