映画 「国家代表」の ハ・ジョンウ [【ちょっと気になる スター】]
「どうしてこんなに休む間もなく出演するのか」と尋ねたら、その質問が出るとわかっていたかのように口元に笑みを見せながら「いまは固めるべきとき」だと答えた。
【中央日報 2009.08.11 09:45:42 】
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「どうしてこんなに休む間もなく出演するのか」と尋ねたら、その質問が出るとわかっていたかのように口元に笑みを見せながら「いまは固めるべきとき」だと答えた。
「チェイサー」 の殺人鬼として印象深い演技を見せたハ・ジョンウと 「国家代表」 (KMカルチャー、キム・ヨンファ監督)で再会した。2008年2月14日に「チェイサー」が公開されてから1年5カ月ぶりだ。1年5カ月は俳優が作品と作品の間に取る休息と準備の間隔としては普遍的だ。
映画1本を撮るのに通常は撮影だけで3カ月、前作業・後作業に1~2カ月ずつかかるとすると、概ね1年に1本か2本程度が1人の主演クラス俳優が消化できる物理的な作品数の限界だといえる。
しかしハ・ジョンウは「チェイサー」と「国家代表」の間にも実に5本に出演した。 「ビースティボーイズ」 「素敵な一日」 「ノーボーイズ、ノークライ」 は主演で、 「うちの学校のET」 「よく知りもしないで」 はそれぞれ端役と助演で出演した。これは2002年に映画 「マドレーヌ」 でデビューしてからわずか7年で20本あまりの作品に出演し、休む間もなく走り続けてきた彼の歩みの延長線上にあった。周りからの「あまりに露出が多いのではないか」という指摘をものともせず、主演・助演・カメオ出演を選ばなかった。
「いまは俳優としての基本を固めるべきときじゃないですか。少なくても30代半ばまではこうしていくでしょう。『チェイサー』の後、シナリオをたくさん受け取っているが、あれこれ選んでいるときではないと考えています」
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頻繁な露出により「ともすればイメージが食傷するかもしれない」という懸念についても、「それは杞憂のようです」と言い切った。
「ご存じの通り、『ノーボーイズ、ノークライ』は観客動員1万3000人、『よく知りもしないで』は3万5000人、「素敵な一日」が35万人でした。映画界の人は私をよく知っていて食傷しているかもしれませんが、一般の観客にはハ・ジョンウはまだ見慣れない人だということでしょう。休む時間は多いです。恋人とデートする時間もしっかりあるし。これからもより多くの作品に出たいですね」
こうした点から「国家代表」もまた絶対あきらめられない作品だった。中央大学の先輩であり尊敬する演出家のキム・ヨンファ監督に作品出演の提案を受け、少しも悩まずに出演を決めた。この事実を後から聞いた所属事務所がスケジュール調整に苦労したというが、満足のいく選択だった。不人気種目のスキージャンプ選手らの血のにじむ挑戦と成功、ユーモアとウィットが心を動かした。
ハ・ジョンウは幼いときに米国に養子に出されたスキー選手のボブを演じる。母親を探すために韓国に帰化して国家代表スキージャンプ選手として生まれ変わる人物だ。スキージャンプの訓練もつらかったが、個人的にはネイティブスピーカーのように英語を発音しなくてはならなかったのが最も難しかった。撮影現場に英語コーチを常駐させ発音で韓国人っぽさをなくそうと務めた。
ハ・ジョンウは「国家代表」の舞台あいさつと広報が終わるとすぐに次の作品の撮影に入る予定だ。イ・ユンギ監督のロマンス映画 「ティファニーで朝食を」 だ。その後にはナ・ホンジン監督の 「黄海」 (仮題、旧題『殺人者』)も待っている。早ければ11月から中国にわたり撮影する計画だ。
◆ ハ・ジョンウ主演『国家代表』予告編 ◆
【朝鮮日報 2009/08/18 09:16:45】
映画『国家代表』の予告編が公開された。
『カンナさん大成功です!』のキム・ヨンハ監督がメガホンを握った同作品は、劣悪な条件の中、不可能としか思えない挑戦に成功した韓国のスキージャンプ選手らの実話を描いた物語。
ハ・ジョンウ、ソン・ドンイル、キム・ジソク、キム・ドンウク、チェ・ジェファン、イ・ジェウンらが出演している。
朝鮮日報日本語版
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